ピーター ハーモン 陶展
会期:4月4日(木)〜10日(水)
時間:11:00~19:00(最終日17:00)
会場:柿傳ギャラリー
ピーターさんは、丹波に住み、青磁を中心に作陶されるベテラン陶芸家です。
アメリカ生まれですが、日本語もとても達者で、藪内流の茶の湯と真摯に向
き合っておられます。
ピーター先生のご自宅にある小間の茶室の釜からたぎる湯気も素敵です。
ピーター・ハーモンさんが柿傳ギャラリーにおいて個展を開かれることを大変嬉しく思っております。
ピーター・ハーモンさんとは父・十三代の代からの長いお付き合いになります。
人懐っこいお人柄で研究熱心。聞くところによると、日本に来られ四十年ほど。丹波篠山の自然に魅了され、古民家を改築され、陶芸を愛し、茶道を愛し、我々よりも日本の伝統を深く愛し、そして現代に挑んでおられます。
作品は、シャープな形の中にもお人柄を感じるような優しい風合いが魅力です。
そして、日本における「用」の美しさや「使う」ということを大切にされる認識は深く重く、現代社会に忘れられている日本の本来の姿勢を想起させてくれます。
今回の展覧会で、ピーター・ハーモンさんの自然や伝統に向き合う感性に出会えることを今から楽しみにしています。
十四代 今泉 今右衛門
サムネイル
会期中の4月5日(金)と、6日(土)には、ピーター先生に席主をお務め頂く茶会も開催致します。
いつもの弊廊の大寄せの茶会とは打って変わって、今回は柿傳の小間の茶室「一与庵」での茶会です。
一与庵は三畳半台目なので、一席7名様限りとさせて頂いております。
いわゆる大寄せでは無く、お茶事の雰囲気を少しでも味わって貰いたいと、ピーター先生は意気込まれております。
私も未熟ながら半東として、両日共に、お手伝いさせて頂こうと思っています。
こちらもあわせて、どうぞよろしくお願い申し上げます。