「標と徴」 プレスリリース 清水雄稀

会期:9月9日(金)~28日(日)
時間:金土日 13:00~21:00
    火水木 14:00~19:00
    定休日 月曜日
会場:アパートメント新宿
    【gallery-1】
新宿区新宿4-4-10
入場:無料

豊福名誉教授より
展示会内容・About the exhibition:
Gallery -1は、2022年9月9日から9月25日まで、陶芸家の清水雄稀(読み方:シミズユ
ウキ)による個展「標と徴」を開催します。
アーティストのステートメント・Artist’s Statement:
清水雄稀 個展「標と徴」では、壷をモチーフにキャラクター(性格、人格)を表現することを
試みた作品を発表する。
壷という存在が人間のメタファーとして捉えられる事は珍しく無い。しかし肉体的な意味
合い(曲線美や白い肌など)に限定されることが多く、その他の人間性を構築する部分が
見出される事は少ない。
直接的なモチーフ(目などの部位、服など)を使わず、「壷」を損なわずにキャラクターを表
現しようとした時、「壷」(人)の持つ内(内面性)と外(外見)、その2つを隔てる「蓋」(理性)、
壷と蓋を繋ぐ「装飾」(標徴)の3つが必要だと考えた。
「壷、蓋、装飾」のそれぞれの「形体、色、紋様」が無限の組み合わせを生む中で、意思と
意味をもってそれらを選ぶ事がキャラクターを形作る。
「標」とは抽象を表す具体的なもの。
「徴」とは隠された意味が外面に現れたもの。
既存のイメージ(壷は人体のメタファー)、既存の要素(蓋、装飾)の再構築が、現代では本
来の用途(貯蔵など)を失いキャンバスのように使われる壷の個性(キャラクター)を改めて
確立する構想、の現時点での成果をご高覧下さい。
【参加アーティスト・Participating artists】:
- 清水雄稀(読み方:シミズユウキ)
1993年 埼玉県所沢市生まれ
2022年 東京藝術大学大学院修了
2022年 茨城県取手市にて作陶中
素材、技法、形、装飾、焼成の一体を目指し、器や壷等の用途以外の概念や成り立ちを
再解釈した作品制作に取り組んでいます